日本庭園と西欧庭園の違い

洋の東西を問わず、風流な庭づくりが王侯貴族、時の権力者によって楽しまれてきました。ともあれ、
風流といっても東洋と西洋では情趣に大きな違いがあります。

自然観の違い

日本庭園と西欧庭園の違いは、自然に対する捉え方の違いと言われます。
日本では自然には勝てないという考えから自然との共存に敬意を示し、人工物が池や山の中に埋没し、人が自然を受け入れることで、四季のままに池泉回遊を楽しむという造形が生まれました。朽ちていくという自然の摂理さえも受け入れる自然観が、いわゆる、侘び・さびという日本独特の価値観となっているのです。
一方、西欧では、文明の力で自然に勝って支配するという感覚が強く、まるで人工物のような幾何学形状として自然の表現を変える、平面幾何学式庭園が好まれました。
左右対称、垂直水平という幾何学形態の不自然さに美の基準を求めるヨーロッパ庭園ですが、近代のイギリス庭園では日本的な価値観が取り入れられ、自然な景観美を表現する傾向があると言われます。


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